ピッピンは両方の前脚の骨が曲がった状態で生まれてきました。そのため、4本足での歩行ができません。ピッピンが子猫の時に引き取った飼い主さんは、獣医にこう告げられたそうです。「前脚が治ることがない以上、生き続ける保証はありません。」

しかし、ピッピン自身は前脚のことをあまり気にしている様子を見せなかったそうです。成長と共に力を付けていったピッピンは、自分から少しずつ立ち上がり、ゆっくりと歩き始めたそうです。「どんな姿をしていても、自信を持つことが大事だということを分かっていたようでした。」と飼い主さんは言います。

2本足で立つことができるようになったピッピンは、行動範囲が広がりより活発になりました。飼い主さんが外出するときは、一緒に出掛けるそうです。ピッピンなら、車の中で立ち上がり窓の外を眺めることもできるようです。

お気に入りのソファで寛ぐピッピン。ソファに上がることは勿論、階段を上ることも駆け下りることもできます。『他の猫にできてピッピンにできないことはありません。』と飼い主さんが話してくれます。自分を受け入れ自分らしく生きるピッピンに、家族だけでなく周りの人たちも勇気をもらっているそうです。これからも、強くしなやかに楽しんでほしいですね。