高齢者は里親にはなれないの?

猫がいるとますます元気♪
「あなたはもう年だから、もう飼えません」。60歳で定年退職した夫婦が猫の里親になりたいと申し出たとき、譲渡団体からそう言い渡され、人生を否定されたような悲しい気持ちになったといいます。
これからの人生
猫と一緒に暮らしたい・・・
最後まで面倒をみる“終生飼育”が、動物を飼う場合の基本中の基本とされています。
そのため、お年寄りが猫を飼いたくても、最後まで面倒が見られないからダメだと言われることが多いんです。そんなことで行き場のない保護猫はあふれ、猫を愛するお年寄りたちは今も孤独だったりしています。
行き場のない保護猫たちにもぬくもりを・・・
このミスマッチを解消しようと、奮闘する女性が北海道にいました。

そんな悲しい問題を解消するためのシステムを考え出したのが、札幌のNPO法人「猫と人をつなぐツキネコ北海道」(以下、ツキネコ)代表の吉井さんです。
ツキネコカフェ
吉井さん代表のNPO法人ツキネコが運営するのが、札幌市内にある「ツキネコカフェ」と「ニャイダーハウス」。ここは保護ねこの新しい飼い主探しのための保護施設です。
様々なアーティストさん作成のオリジナルグッズが並ぶ1階
その奥には猫カフェが・・・
可愛い保護猫ちゃんたち♪
保護猫を預かる動物病院や動物保護団体では、万が一、飼い主さんが病気になったり、亡くなったりする可能性を考え、高齢者に譲渡をしないところが多いのですが、ここ「ツキネコ」には譲渡者の年齢制限がありません。
愛してくれる人に年齢制限はいらない!

「ツキネコ」の永年預かりシステム

「ツキネコ」の永年預かりシステムというのは、期限を決めずに猫を飼いたいという希望者に猫を預けるシステムなんです。基本的には譲渡と全く変わりはありません。
これなら安心して一緒に生活できる・・・
このシステムには条件があり、ツキネコの名刺やカードを誰でもわかるところに貼っておくこと。そして、緊急時に必ず連絡が入る家族や近親者に、この猫はツキネコからの預かりだということを知らせておくことなんだそうです。

つまり、何かあって急に飼い主さんが飼えなくなったときでも、猫を勝手に保健所などに持って行かれないようにツキネコに返すというシステムなのです。
万が一、何かあったらまたツキネコに戻るだけです♪
この考え方であれば、高齢の方でも猫と一緒に暮らすことができるわけなんです。
いつも猫と一緒だと楽しい♪
とくに高齢者にとって、猫や犬との暮らしはアルツハイマー病などの認知症をはじめ、病気の予防やリラックス作用など、さまざまな効果が医学的に認められているといいます。

お年寄りにとっても猫にとっても幸せ♡
猫と触れ合うことで心身がリラックスし、血圧や心拍数が安定。さらに持っている不安やストレスが軽減され、孤独感から解放されるなどの効果ももたらすとか・・・。
米国のペンシルベニア大学の調査では、ペットを飼っている人のほうが、ペットを飼っていない人より病院へ行く回数が少ないとも発表されているんですよ。
日々の生活の中にいつも猫!
猫との縁をつないでくれる吉井さんは、高齢者にとっては特別な存在になってきています。吉井さんのおかげでたくさんの保護猫が幸せな生活を送れるようになっています。

ツキネコでは、飼い主希望者との面接を何よりも重視しており、状況対応能力などちゃんと観察した上で大丈夫だと思った方に猫を預けてくれます。年齢なんて関係ないんです。
猫も人間も一緒に幸せに・・・♪
今後ますます加速していくであろう高齢化社会・・・。この先、高齢の方と猫との幸せな共存というのも、必ずや必要になってくるのではないでしょうか。

家族同然だよね・・・
この「永年預かりシステム」。北海道に限らず日本全国に広がっていってほしいですね!
「ツキネコカフェ」
興味のある方は一度訪れてみてください
「ツキネコ」では、高齢者だけではなく里親になりたいけど、経済的に最後まで面倒をみられるか自信がなくて・・・という方!には、飼い主という制度を押し付けず、永年預かりさんになってくれるかたとして募集しています。
自信がないという方も歓迎!
猫だって人間だってずっと元気でいたい!