メラノ美術館が誇るコレクション

レオナルド・ニャ・ヴィンチ
『寝込んだ婦人とロシアンブルー』
あれ?ルーブル美術館にあるあの作品では?
左:エドニャール・マネ『猫使いの少年』
右:エドガー・ドガ『エトワールと寝てわーる』
見たことある絵なんだけど猫なんて描かれていたっけ?
左:俵屋猫達『雷神痩身美容図』
右:喜多川猫麿『ネコマロ』
日本の作品も展示されています・・・やっぱり猫がいますよね?

有名絵画と猫のパロディでした!

キマってますね!
実はこの作品は猫絵師の目羅健嗣さんが描かれた作品なんです。目羅さんは猫や犬をモチーフにされる有名な画家さんで、今までに描いた猫の数は2000匹以上になるとか。猫の絵を描く教室を20箇所以上で開催し、描き方の本の出版、個展の開催など精力的に活動されています。先日、神戸で開催された「ネコ市ネコ座」にも出店されていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
確かにこのターバンは猫のターゲットですね
そんな目羅さんのライフワークの一つが、誰もが見たことのある有名な絵画に猫を描きこんで楽しむこと。「猫好きが集まって独立した小国イタリニャにあるメラノ美術館の所蔵している作品を展示する」というコンセプトで個展を開催しています。今回そのメラノ美術館の所蔵作品の図録が出版された(笑)ので、個展に見に行けなかった人もその世界を楽しめるようになりました。
みんな猫じゃらし持ってます(笑)
目羅さんの作品のすごいところは、絵そのもののクオリティがとても高いこと。猫が描かれていなくても模写としては申し分のないレベルなので、その真摯さが更に面白さを増幅させています。加えて作品は全て色鉛筆で仕上げられているそうです!正規の美術教育は受けていらっしゃらないそうですが、油彩のタッチまで表現している技術に感服します。

図録の内容も最高です。「猫崎駿のイタリニャ旅行の思い出」がチョー気になる(笑)
CONTENTS

メラノ美術館展開催にあたって
  メラノ美術館館長 ケンジーノ・メラーノ
ごあいさつ
  クラリーチェ・ニャ・ガニャットネーロ
イタリニャ大公国の歴史と文化

図版
1 ニャヴィンチとイタリニャ
2 ルネサンス
3 フェルメーラがいっぱい
4 プリンセス・コレクション
5 館長セレクション
6 猫を探せ
7 ミュシャ・コレクション
8 シャノワールとゴッホ
9 ジャパン・コレクション

イタリニャ旅行の思い出
  アニメーション監督 猫崎駿
〈世界内戦〉下の美術批評 第12回
朔太郎の幻燈が導く、メラノ美術館の星座的配置
  美術批評家・大学講師 岡和田晃

出典:athird.cart.fc2.com

映画のパロディポスターもおススメ

細かいところまで遊び心いっぱいです
ネタ元『犬神家の一族』
ネコラ(笑)
『初代ゴジラ』
ネコラの方が強そう
目羅さんのもう一つのパロディ作品といえば映画のポスターのパロディ。『ゴジラ→ネコラ』『未知との遭遇→ミケとの遭遇』『スタンド・バイ・ミー→スタンド・バイ・ミケ』など映画好きならニヤリとしてしまう作品がたくさんあります。特に『犬神家の一族→色が三毛の一族』は話題になったので見たことがある人も多いかも。

まとめ

個人的にツボな作品
猫のイラストというと「かわいい」ものがほとんどで、目羅さんの作品はちょっと異色かもしれません。でも絵画や映画に興味がある人が、猫にも興味を持ってもらえるきっかけになるのではないでしょうか?何よりこの溢れるユーモアとセンスに脱帽です。これからも目が離せない猫絵師さんですね♪