意外と全身真っ黒の子は少ない気がします
もしかしたら日本で一番最初に文書に記録された模様の猫かもしれません。889年に宇多天皇が寛平御記という日記の中で飼っている黒猫のことを記しています。洋の東西を問わず、縁起が良いとか悪いとか諸説紛々ある模様です。黒猫は性格が良い猫が多いとか。

玉之丞♪
『猫侍』などの映画で目にすることも多く数が多い印象がありますが自然界では少数派です。全体の2~3%くらいという調査結果もあります。やはり自然界では目立つ色なので淘汰されやすいのでしょうか?遺伝的には白猫の親にはどんな模様の遺伝子も存在する可能性があるので、両親とも白でも全く異なる模様の子供が生まれる場合もあります

なんとなく高貴なイメージ
ロシアンブルーのイメージが強いですが、普通のミックスでも現れる模様です。キジトラ模様の変異種なので、光の加減で縞模様が見える子もいます。いくえみ綾さんの漫画『そろえてちょうだい』に出てくるララちゃんはその典型ですね。ロシアンのせいでプライドが高いイメージ(笑)白模様が入ると「グレー白」「灰白」と呼ばれます。

白黒

トメちゃん♪
黒猫に白斑が入った模様のことを指すので厳密には「黒白」と呼ぶべきかもしれませんが、一般的には「白黒」の通りが良いですね。最も見かけることが多い模様の一つで、「ハチワレ」「マロ」など模様だけでキャラが立ってしまいます。『くるねこ』のトメちゃんが有名ですね♪

キジトラ

ボス猫のイメージです
リビアヤマネコ。そっくりです!
イエネコの祖先とも言われる「リビアヤマネコ」の模様を最も受け継いだ模様です。褐色に黒い縞模様が特徴的な経路で、少しでも茶色がかっていればサバトラではなくキジトラに分類されます。縞模様のマックレル、アメショのような大虎斑のクラシックなど英語圏の分類は細かいですが、日本では縞模様で分けることはありません。

夏目漱石の『吾輩は猫である』のモデルの猫はキジトラに白が入ったキジ白と考えられています。

サバトラ

アメショのイメージが強いですね
キジトラの褐色部分から茶色がぬけて薄灰色になった模様です。遺伝的には「灰トラ」「銀トラ」「灰銀トラ」の三種に別れますが見た目ではほとんど区別できません。ネットで「サバトラ」と検索すると半分くらいが「キジトラ」模様で、飼い主さんでも誤解していることが多い模様です。

英語圏では「サバトラ」も「キジトラ」も「鯖」を意味する「mackerel(マックレル)」でまとめられています。

茶トラ

周囲がパッと明るくなる模様ですね♪
おおらかでのんびりしている、もしくはちょっとアンポン(笑)とも言われる茶トラ模様。三毛猫とは逆にメスが少ない柄と言われています。個人的には全身茶色より白が入った茶白の猫が多いような印象。

内田百閒の『ノラや』のノラは「背は薄赤の虎ブチで白い毛が多い」とのことなので、白多めの「茶白トビ」だったと思われます。

三毛

『世界ネコ歩き』からハワイの三毛さん
日本の猫というイメージが強い三毛猫。圧倒的にメスが多い模様で、オスの三毛は染色体異常で稀にしか発現しません。そのためオスの三毛は古来から幸運のシンボルとして珍重され、『南極物語』のタロとジロと一緒に航海をした「タケシ」が有名です。

好き嫌いがハッキリしている猫らしい性格の子が多い印象です。

サビ

くるねこさんちのポっちゃんもサビ
シマ多めだと「麦わら」、そこに白が入ると「縞三毛」と呼ばれます
サビは茶トラと黒かキジトラが混じった毛色で、見た目で「二毛」「べっ甲」「麦わら」と呼び分けられます。三毛と同じくオスのサビはほとんどいません。ユニークな模様のせいか熱狂的なファンが多い模様です。

三毛の性格に(ずる)賢さをプラスしたミステリアスな子が多い印象です。

ポイントカラー

目が青いのも特徴です
シャム猫やバーミーズ、トンキニーズなどに見られる印象的な毛色。身体の部位によって濃淡があり、温度が低い部分は黒に近い色になります。気温にも左右されるので寒い地域ほど黒い猫になっていくそうです。
調べれば調べるほど奥が深い猫の模様。本当に猫の数だけあるみたいですね!この模様の複雑さが猫の印象をとらえどころのないものにしているのかもしれません。散歩しながら猫を探すときは、猫の模様にも注目してみてくださいね♪